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コラム 2022年5月16日
【大切な人を亡くした後の桜の季節】お花見に誘われたけれど・・・断れない
このコラムは動画でも配信しています。
お悩み相談
「お花見に誘われましたが行く気がしません。
でも断るのは、悪いかなと思ってしまい気が重いです。
いったいどうしたらいいでしょうか?」(大切な人を亡くして初めて迎えた桜の季節に対するお悩み50代女性)
ご提案
お断りしても大丈夫ですよ。
行く気がしないのはごく自然なこと。
断ってもいいのです。
せっかく誘ってくださったのに申し訳ない
なぁと思ってしまいますよね。でも今は、
周りの人の心より、あなたの心に気配りしてあげましょう。あなたの心の中で起こっていること
大切な人を喪った後の心の中は
様々な感情や思いにあふれかえっています。それらが湧き上がってくることが痛いほど
辛くて、どうしようもない時、知らず知らず
のうちに、自分の心の深くに閉じ込めてしまいます。するとそれらの感情たちはもう収まったかの
ように感じ「私はもう大丈夫。」と思ってい
る場合があります。しかしそれらの感情は、もう消えたのでしょうか?
いいえ、心の奥深くに閉じ込められたままに
なっているだけです。見ないふりをしているだけなのです。
なので、なんらかのきっかけに一気にそれら
の感情が外にあふれ出ることがあります。そのきっかけの一つがこの桜の季節です。
あの時一緒に桜を見た大切な人が今は隣にいないのですから…
「寂しいよう。」
「会いたいよう。」
「どうしていないの?」
あなたの心の声が溢れてきます。そんな時にその本当の心の声を外に出して
あげて、おもいっきりその感情に浸ることは
大切な人がもういない現実に
折り合いをつけながら
あなたらしく生きていくために
とても重要な作業となります。しかし、いっきに様々な感情が溢れ出すと
それを一人で対処するのはとても苦しいことです。「誘われたお花見に行きたくない。」と
思ったのなら、その気持ちにまず自分が寄り添ってあげましょう。では具体的にどんな行動をおこしましょうか?
対処方法
自分の本当の気持ちを伝えてみましょう。
自分を励まそうとしてくれている人に
嫌な思いをさせたくないと
自分の気持ちを抑えて我慢してしまうこと。それがとても辛かったり、
心の負担になっていることを言葉にして
伝えましょう。相手に悪いからと無理をすることより、
自分の心を優先してあげましょう。「お花見に誘ってくれたのは嬉しい。
でも
桜を一緒に見たいあの人がもういないの。
だから桜の季節がつらいの・・・
と心からの想いを伝えてみましょう。
これはあなたにとっても周りの人にとって
も、とても大事なことです。なぜなら、
周りの人もあなたの辛い感情を
理解してくれるだけではなく、
グリーフ(死別体験をした後に湧き上がって
くる様々な感情や思いを、外に出さず閉じ
込めている状態)の方への対応を学ぶこと
になります。その人を励まそうと思ってかけた言葉が、
逆に傷つけてしまうことがあります。自分の本当の気持ちを伝えることは、
お互いに辛い時、支えあう時に
大切なことです。支える人も、支えられる人も
共に学ぶことができます。今年の桜もあなたを癒してくれます。
大切な人の思い出と共に。大切な人が横にいない辛さは痛みを伴います。
辛いけれど苦しいけれど
その感情の中には、大きな愛があります。悲しみの大きさは、あなたの愛の大きさです。
ですから、悲しみは愛で包まれています。
私の今年(2018年)の桜 孫と一緒
大切な人を喪った方、
悲しみを言葉にすることからはじめませんか?
言葉はあなたを癒し、さらに成長したあなたと出逢える道へと続きます。まだ見ぬ未来の自分と握手する場所
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