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オンラインカウンセリング | 心ハミングのグリーフサポート

「オンラインカウンセリング」

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  • コラム 2021年12月15日

     

     

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    あなたが掛けられた言葉どんな言葉が、つらかったですか?

     

    愛する人とお別れし、悲しみの中で掛けられた言葉、つらかった言葉があると思います。

    その言葉を掛けられて、どのような感情が出てきましたか?

    そしてその時、どのような対応をしましたか?

    その人に、あなたの本当の気持ちを伝えられたでしょうか?

    多くの方は、「その言葉はつらい」と伝えないまま、ぐっと言葉を飲み込んで当たり障りのない言葉を返したのではないでしょうか?

    上の写真は、実際のクライアントSさんの経験を絵にしたものです。

    お母様を亡くされたばかりなのに、義理のお母様が毎週電話をくださって

    「あなたは、いつも元気だから大丈夫そうね」って言うそうです。

    Sさんは、その度に元気なふりをしてしまうと。

    それがつらくてストレスになっていると話されました。

    Sさんは、私にこのように話してくださったので、その思いを心にずっと押し込めることから解放されました。

     

    このような経験をされている方は多いのでは。

    その時の、あなたの本当の気持ちや言葉たちは置き去りにされたままになっていませんか?

    その言葉たちは、何かあるごとに不意に浮かんできて、その時のシーンの感情が再現し続けます。

    今回はその対処法の一つをお伝えします。

    下の表は

    埼玉医科大国際医療センター「遺族外来」石田真弓講師の研究
    「遺族に対する周囲の望ましい言葉がけと働きかけ」より抜粋です。

     

     周囲からのどのような言葉かけや働きかけが つらかったのか ?

              関わりの内容

     %

    なぜ早く気がつかなかったのかたずねられた 

    38

    生活の「よい面」を取り上げた言葉をかけられた

    31

    あなただけがつらいのではないという意味の言葉をかけられた

    28

    無理して頑張っていたのに「元気になった」と言われた

    27

    金銭的なことについてたずねられた

    27

     

     

    具体的にはこんな言葉たちがあげられるかと。

    「なぜ、もっと早く病気に気がつかなかったのか?」

    「あなたがしっかりしないとダメでしょ」

    「がんばってね」


    「元気そうで安心したわ」


    「気持ちの整理はついた?」


    「落ちついた?」

    「あなたより大変な人はたくさんいるのよ」

    「気分転換に○○をしたらどう?」


    「あなたの気持ち、わかるよ。私も○○を亡くしたから」


    「時間が解決してくれる」

    など・・・

     

    あなたも心当たりあるのではないでしょうか。

    ※表の中の生活の「よい面」を取り上げた言葉をかけられた


    具体的には、
    「今までより家事が楽になったね」


    「病院通いから解放されたね」などのニュアンスのものがあるかと。

     

    私の経験では、死別から1週間ほど経った頃、友人から「大丈夫?」と言われたことがあります。


    心配して言ってくれているのはわかるのですが、「大丈夫」と言ったら自分の気持ちに嘘をつくことになるので、こう言いました。


    「心配してくれてありがとう。でもその言葉はとてもつらい。大丈夫じゃないから・・・」

    友人はその後さらに私に寄り添ってくれました。

     

    あなたにも、つらかった言葉があって、その時あなたの感情を飲み込んでいるとしたら今、できることをお伝えします。

     

    過去のつらかった言葉の対処法の一つ

     

    今、その人が目の前にいるとしたら、あなたの正直な言葉はなんと返しますか?

    書き出してみたり、あなたの言葉にして言ってみましょう。


    できればただ聴いて欲しいとお願いして、安心できる友人に話す。

     

    またグリーフのプロのカウンセラーに聴いてもらうことをお勧めします。

     

    私が、その時に言えなかったある事例
    (死別後数ヶ月の頃)

    カウンセリングを受けていた中で、あるセラピストさんが私に言った言葉

    「それは、もういない人に対する加藤さんの執着です。」

    その時、私は自分の気持ちをちゃんと伝えられなかった。

    びっくりして、頭がフリーズしたような・・・

    今なら私はこう言います。

    「そんなこと誰よりもわかっているのは私です。

    わかっているからこそ繰り返しいろんな感情が出てくるんです。

    私はただ聴いて欲しかっただけ。アドバイスはいらない。」と

    本人には、その時に言えなかったことも、自分の言葉にしてみることをお勧めします。

    その時の感情を心の中に閉じ込めないで出してあげることがとても大事です。

     

     

    今後つらい言葉を掛けられた時の対処法

     

    その場で、あなたの本当の気持ちを言えればいいのですが、言えない間柄だったりしたらこのようにしてみてください。

    「これが世の中の誤解による言葉たちだ。」

    「その人の興味関心による言葉たちだ」と気づき、

    「私は受け取らない」と自分に言ってみましょう(言葉に出さなくても)

     

    ここまで読み進めてきて下さったあなたは、もうその人の言葉を俯瞰して聴くことができるようになっていると思います。

     

    世の中はまだまだ、死別に対する誤解がいっぱいです。

    どんな誤解があるのか、動画でお伝えしていますのでご覧いただけたら嬉しいです。

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  • コラム 2021年12月8日

     

     

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    大切な人を亡くされて迎えるこの12月という月は
    悲しみの感情がいつにも増して、度々出てくる月。

     

    今回はそんな時のお勧めをご紹介します。

     

    大切な人を亡くした後のクリスマスの頃の過ごし方
    「辛い感情が溢れたときどうする?」

     

    クリスマスまでの4週間はアドベント(到来)の時期。

    我が家では、この時期になると孫たちが、毎夜アドベントのキャンドルを灯しています。

    アドベントのキャンドル1本づつに意味があリます。

    1本目のキャンドルは「預言のキャンドル」と呼ばれ、「希望」を⭐️

    2本目のキャンドルは「天使のキャンドル」と呼ばれ、「平和」を⭐️

    3本目のキャンドルは「羊飼いのキャンドル」と呼ばれ、「喜び」を⭐️

    4本目のキャンドルは「ベツレヘムのキャンドル」と呼ばれ、「愛」を⭐️

     

     

     

    このアドベントの時期のことを
    ルドルフ・シュタイナーはこのように説明しています。

     

    人間と同じように
    地球も呼吸をしている。

    太陽の力が強くなっていく夏至の頃は
    地球の中のすべての息を吐ききった時。

    その時期、

    私たちの心も宇宙へと出て行ったような
    気持ちになります。

    それから少しずつ息を吸い込み始め、

    12月の冬至の頃は息を満タンに
    吸い込んでいる状態です。

    私たちの心も自分の内面に深く
    入っていると感じます。

     

    そしてまた徐々に息を吐き出し
    始めるのです。

        ルドルフ・シュタイナー

     

     

    一番、日の光が短くなる冬至の時期に自分自身の内面に眼を向け、
    暗い中でも光や希望などを絶やさず、育くんでいく。

    心の内側に自分の光を灯していく。

    光が少なくなるこの時期に、この世界にあるすべてのものに感謝し、光あふれる季節を心待ちに過ごす。

     

    こんなことを思って、年の瀬の慌ただしい時期もちょっとゆっくりとお茶を飲む時間をもてたらいいですね。

     

    我が家では、キャンドルを灯した後、こんなお茶を飲みます。

     

    24種類のお茶が箱の下からひとつづつ取り出せます。

     

     

     

    心の内側に自分の光を灯していく」

    とお話ししましたが、心の内側に自分の光を灯していく」と聞いてもどうやって?

    と思いますよね?

     

    私たちひとりひとりが、うちに光を持っています。

    闇に隠れて見えないこともありますが、光はちゃんとあります。

     

    しかし、大切な人を亡くされてこの季節がとても辛いとき、

    「自分の内側に光などない」と思う方もいらっしゃることでしょう。

     

    大切な人と一緒に過ごした思い出が、この季節いつにも増してあなたを苦しくしてしまう。

    そんな時どうすれば良いのでしょうか?

    ここからは、辛い感情が溢れ出た時の対処法の一つをお伝えします。

     

    感情が溢れ出た時の対処法

     

    例えば大切な人と一緒に過ごしたクリスマスの出来事を思い出したとき、最初に出てくる感情がありますね。

    その感情が出た時

    ①あなたの身体の感覚に目を向けてあげてください。

    こんな風に感じるかも知れません。

     

    ・胸が苦しい

    ・肩がキュッと上がった

    ・呼吸が浅い

    ・お腹が冷たい

    頭が重い

     

    ②次に身体の症状を感じた後は、その部分からの声を聞いてあげてください。

     

    「何か伝えたいことある?」って問いかけて。

    胸(ハート)が苦しいと感じたのなら、胸(ハート)に手をあてて胸の声を聞いてあげてください。

    きっとその部分からの声が聞こえてくると思います。

     

    ③聞こえたら、その声に今度はあなたが、返事を返してあげてください。

     

    例えば、「ゆっくりと深い呼吸をして欲しい」と胸(ハート)が言うかもしれません。

    あなたは胸(ハート)に向かって「そうするね。」と言ってゆっくりと深い呼吸をする。

    ④そして、身体の変化を感じてみてください。

    少しだけ、身体緩んでいると感じるかも知れません。

    ⑤さっきまでの感情と比べると何か変わりましたか?

    少し落ち着いていると感じるかも知れません。

     

    身体に意識を向けることって、今まで痛みや痒みなどがある場合はしていたでしょうけれど、
    あなたの感情が出るたびに、してあげたことはありましたか?

     

    なかったとしたら、これからやってみることをお勧めします。

    音声で聞かれる方は誘導しますね。

    ♪こちらをクリック♪

     

    あなたの寂しさを、切なさを、苦しさをあなたの身体と共に感じてみてください。

    悲しみを癒していくために必要なことは、自分の感情を抑え込んだり、無視したりしないことです。

    感情を溜め込まず、感情を解放することがとても大切です。

    その一つの方法として、あなたの身体の声を聞いて共に感情と向き合うことは感情の解放になります。

     

    感情と身体が助け合うよ❤️

     

     

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  • コラム 2021年12月1日

     

     

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    今日から12月がスタートしました。

    大切な人を亡くされて迎えるこの12月という月は
    悲しみの感情がいつにも増して、度々出てくる月でもありますね。

     

    世の中は、クリスマスや年末年始のイベントなどで
    賑わいを増す中、大切な人と過ごした記憶が蘇ることが多いことでしょう。

     

    悲しみが溢れる時、無理に抑え込まず、その人と過ごした記憶の中に身をおきましょう。

     

    それはとても切なく痛みが増すかもしれませんが、その痛みの大きさはあなたとあなたの大切な人との愛の大きさでもあります。

     

    ですから、記憶に浸ることは、愛で包まれることです。

    しかしそれが一人では辛すぎる時、少しでも心がやすらぐことができたならと願ってブログを書いています。

     

    今日はダイヤモンド富士を見て思ったことについてお話します。

     

     

     

    これは私の住む家の前から11月 25日撮った写真です。

    本来のダイヤモンド富士とは、最後にきらりと光が放たれる現象のことを言うのでこの写真はダイヤモンドダスト富士と言うそうです。

     

    この日は、雲がなく富士山に吸い込まれるように落ちていく太陽がはっきりと見えました。

    太陽が富士山のてっぺんに沈む瞬間、光がいっきに大きく広がりました。

    一緒に見ていたご近所さんたちと「うわぁ」と歓声をあげました。

     

    このような大自然からのプレゼントと遭遇するたびに、私は大切な人からの愛やメッセージを受け取ったと感じます。

     

    この大きな『光』を受けて一つの詩をご紹介します。

     

    光をうちに感じながら、私は歩む。

    ナホバ族(アメリカ先住民)夜の詠唱

     

    私たちひとりひとりが、うちに光を持っています。

    闇に隠れて見えないこともありますが、光はちゃんとあります。

    悲しい時でも、愛や思いやりや美や社会の要求に応えられるのは、その輝きのおかげ。

    悲しいからなおさら、人生が差し出す贈り物やチャンスに敏感に反応できるのかもしれません。

    光があるのはわかったとして、それを頼みに歩いていけるでしょうか。

    悲嘆に暮れているときは特に、怖がりになって尻込みしがち。

    その場に足が凍りついたような気がして、誰かに手を引いてもらいたくなります。

    でも私たちには、自分で認めるよりも大きな力があるのです。

    一歩前に出て、積極的に求めないことには、その力の大きさはわかりません。

    失敗が怖い?

    私たちはすでに多くを失ったのです。

    あの喪失に比べたら怖いものなどあるでしょうか。

    ですから深呼吸をひとつして、自分の中で燃え続ける炎を思い描きましょう。

    愛する人が励ましながら、一緒に炎をあおっているところを想像し、前と進んでいきましょう。  

     

    マーサ・ヒックマン著
    別れを癒す、365日のことばより

     

    光と力を意識して、前へと進んでいこう

     

     

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  • コラム 2021年9月1日

     

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    今日から9月がスタートしました。
    私が住む関東は気温が21℃
    昨日よりも10℃以上下がりました。
    どうぞ体調にお気をつけください。

    今年も庭に「白花曼珠沙華」が咲きました。
    「白花曼珠沙華」は関東では珍しいようです。

    この花の花言葉は

    「思うのはあなたひとり」

    「また会う日を楽しみに」

    凛とした佇まい。

    私もそう在りたいと思う。

     

     

    今日のテーマ 
    自然の中に身を置くことが辛いとき

     

    大切な人を亡くした時、周りの人は
    「ゆっくりと散歩するといいよ」って
    あなたに言うかもしれません。

    でもね。自然の中に行けないことあるよね。

    自然の中には、切なさがいっぱいだもの。

    空・花・海・山・木々・街の中・風のにおい・夕陽
    全ての中に大切な人を探してしまう。

    自分の目では、見えなくても
    心の目では見えている。

    それがさらに辛い時がある。

     

    そんなあなたに、この詩を送ります。

     

    休みなさい。

    休息を与えられた畑は豊かに実るのだから。

     

    オウィディウス(古代ローマの詩人)

     

    ご存知のとおり、喪失の悲しみは人を消耗させます。

    最初はエネルギーのやり場に困ります。

    神経が高ぶってピリピリし、夜も眠れません。

    それが過ぎると、交互に押し寄せる気力と無気力の
    波に翻弄され、
    今度は休息と行動のバランスが
    取りにくくなります。

    1週間フル回転したかと思えば、眠くて目も開けて
    いられない日が続きます。

    寝ている場合でない時でも船を漕いでしまう有様
    で、
    いくら眠っても疲れは取れません。

    自分に言い聞かせてください。

    私たちは打撃を受けたのです。

    突き付けられた新しい現実に心と身体が
    適応するには、
    時間がかかります。

    そしてこの適用は心も身体も消耗する
    重労働なのです。

    自分を大切にし、たっぷり休息をとりましょう。

    この世の美しさに再び目を留め、
    最愛の人が残してくれたものを感謝とともに
    思い出すことができるのは、

    「休息」しているときだけかもしれません。

     

      マーサ・ヒックマン著
    別れを癒す、365日のことばより

     

    大切な人を喪った方、

    悲しみを言葉にすることから
    はじめませんか?

    言葉はあなたを癒し、さらに成長した
    あなたと出逢える道へと続きます。

     

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  • 体験談 2021年1月27日

     

    グリーフサポート(死別の悲しみのサポート)
    を、対面とオンラインで5回受けられた

    Kさん(女性)から
    ご感想をいただきましたのでご紹介いたします。

    Kさんは、お母さま(70代)のために
    カウンセリングを探してくださいました。

     

    ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥

     

    父の命が終わりました。

    ぽかんとするほど突然現実になった父の死に、
    一人娘の私は

    『この先どうしよう。母をなんとか支えないと』

    頭が切り替わりました。

    父と母は近所でも評判の仲良し夫婦。

    小さな家族葬を終えて、私は自宅に戻りましたが、
    母は起きていられなくなり,電話をしても息が
    はぁはぁしてあまり長く喋れず。

    精神科を受診すると
    「直後のショック状態で、この先、鬱になるか、
    日にち薬が解決する状態になるか、まだ判断できない」と。

    「息苦しさ等を抑える薬は、高齢者には認知障害を
    起こすリスクがある」と聞き、投薬に頼らない方法
    も探してみようと考えました。

     

    母が日常生活を取り戻すには、必要以上に苦しまな
    いためには、私は何をしたらよいの?
    母とどう接したら良いの?

    その手がかりをネットで探すなか『グリーフケア』
    を知り、心ハミングの体験を受けてみることにしました。

     

    『心ハミング』を選んだのは、ホームページを見て決めました。

     

    ①「あなたの横を一緒に歩くことを大切にしている。」
    とあり専門知識だけでない安心感を感じた。

    ②カウンセラーの加藤さんが、喪失経験の先輩であること。

    ③産婦人科の仕事にも携わっていたとあり、命の活気を感じた。

    ④体験だけでも気楽に大丈夫、無理強いされなさそう、という感触。

     

     

    母一人で受ける方が、母が私を気にせず吐き出せて
    良いかも、と思っていましたが、加藤さんの自然な
    計らいで、私も同席する形に。

     

    堅苦しいことは全くなく、お茶を頂きながら、
    父の話をしたり、その中で母が軽やかに笑う瞬間も
    あり、人はどんな時でも場があれば笑えるんだと
    記憶に残りました。

     

     

    泣けてなかった母が、カウンセリングやその翌日に大泣きできて、少しほっとしたり。

     

    母は、見ることのできなかった父の写真を見れる
    ようになり、
    浮かばなかった言葉が浮かぶように
    なり、
    父に話しかけることができる日もあり
    少しずつ変化していきました。

     

    父と長く続けていたピアノをもうしないと言って
    いたのに、「今度聴かせてください」という加藤
    さんの言葉に、翌日から練習を始めました。
    リモートカウンセリングでピアノを弾いた時は、

    こんな力があったかと、驚かされました。

     

     

    「なんのために生きているのかわからない」
    と言っていたのが、
    「今まで考えることを避けてたけど、こんな苦しい
    胸のうちでなく、少しずつ楽になって、
    少しでもいい方向になっていけたらいいな」

    「楽になっていけるようにしたいと思う」
    と話したりするように変化していきました。

    時には
    「今日は、心も身体も随分楽になったと感じることが出来て嬉しかった」
    とラインを送ってくれるようになり、
    百箇日(ひゃっかにち)を境に、なんとも言えない胸の苦しさがなくなったと。

     

    加藤さんが、いくつか母の助けになりそうなYouTubeを紹介してくださったり、
    そんなこんなを頼りに、
    母は、食べること、洗顔、入浴、体操、ピアノといった生活を取り戻しつつあります。

    今は、寂しく、苦しく、辛い感情と、少しの希望とを、
    行ったり来たり繰り返しながら日々を過ごしています。
    辛抱しながらです。

     

    私にも変化がありました。

    3回目だったか、加藤さんが私に
    「大丈夫 きっとうまくいくよ」
    という言葉を提示してくださって、
    私は、その言葉に父の声を感じて、肩の力が抜け、安心しました。

    私は、
    『一人放り出されてうずくまっている母の手を引いて歩いている』
    そんな気分だったのでしょう。

    真っ暗な中、進む道は、本当にこっちで良いのか?
    不安でした。

    でも、「大丈夫なんだ。きっとうまくいく」
    そう思えると涙が出ました。

     

    それから、ああそうか、
    『母にはお父さんがついている。』
    そう思えたのです。

     

    母と私の、喪の時間の始まりに、
    寄り添ってくださり、
    ありがとうございました。

    母を支えたいという私の力になってくださ
    り感謝します。

    私自身、父のことを想う時間を得ました。

    人は一人では生きられない。
    話すことは力になる。

    そう思うようになりました。

     

    ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥ ♥

     

    加藤より応援メッセージ

     

    Kさん
    心のこもった感想を書いてくださいまして、
    ありがとうございます。

    感動で、胸がいっぱいになりました。

    私が、
    「グリーフサポートカウンセリングを していく!」

    と、決めるまでにはいろいろなことがあり、
    「私には無理!」と諦めた時があります。

     

    しかし、時間を置いて自分に向き合った時に、
    やはり使命として
    「グリーフサポートカウンセラーになる!」
    と決めました。

     

    今回、お二人に出逢わせていただき、お母様の純粋
    さや生きる力を 見せていただきました。

     

    お母様を サポートする、Kさんの素晴らしさが
    あり、お母様の生きる力を 引き出してくださいました。

     

    『人はどんなに辛く切ない時にでも
     喜びや幸せを見い出せる』

     

    これは私の体験からの真実の言葉です。

    人はどんな状況下にあっても笑いを、喜びを選ぶことができるのです。

    今回もKさんとお母さまからその力を見せていただきました。

     

    この写真は、オンラインでのカウンセリングで
    Kさんのお母さまが「エリーゼのために」を弾いてくださったシーン。

    最初にお会いした時には、いつもご主人と連弾して
    いたので、ピアノの椅子にはもう座れないと言って
    らしたので、私は胸がいっぱいになりました。

    今は「アヴェ・マリア」を弾き始めたそうです。

     

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    一般社団法人グリーフサポート研究所認定 
    グリーフサポートバディ 加藤久美子 
    
    

     

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